自分を見つける自己啓発
「仕事は楽しいかね?」そう聞かれてあなたはYESと自信をもって答えることができるでしょうか。もしYESと答えたいのに今はまだそう思えない人は、チャンスです。自己啓発できれば、あなたの答えはきっとYESになるはずです。そんな「自己啓発を行うための3つのコツ」を以下に紹介してみます。
自己啓発を行うためには、次の3つのステップを踏みます。
- STEP 1. 自分で気づくこと
- STEP 2. 自分に責任をもつこと
- STEP 3. 自分が行動すること
注意しておきたいのは、ここでかかれている3ステップは、あくまで自己啓発の出発点にしかすぎない、ということです。マラソンに例えるならば、大会にエントリーしただけです。真の修行の道は、ここから始まります。まずは、3つのSTEPを詳しくみてください。
STEP 1
STEP 1は、自分で気づくことです。例えば、ここのブログ記事や自己啓発関係の本を読んだだけで、何かに気づくことはまずありません。他人に指摘されて、それを素直に受け入れられる人は、なかなかいません。書かれた内容を、自分自身に置き換えて、自分自身で"何か"に気づかないと意味がありません。自分で気づくよう努力をする、自分で気づく心構えをもつ、自分で気づく勇気をもつ。この意識をもっていないと、自己啓発はいつまでたってもできやしないし、やっても意味がありません。はじめに、自分で気づく意識を持ちましょう。
STEP 2
STEP 2は、自分に責任をもつことです。自分の身の回りに起きたことは、すべて自分の責任です。「親や上司に言われたからやった」「あいつがいたからできなかった」「お金がないからうまくいかない」「雨さえ降らなければ勝てたのに」これらは全部、責任を他人やモノにおしつけています。逆に、自分の過去の失敗に責任を持ちすぎて、落ち込む人もいます。「ああ、なんであんなことしたんだろう」「もう一度、過去に戻ってやり直したい」「あのとき、違うことをしていれば...」。しかし、こういう人は、自分の過去にばかり気がとられすぎていて、自分の未来に対する責任が欠けています。自分に責任をもつ人は、他人のせいにしないし、過去と未来の自分に責任をもっています。自分に責任をもつ人は、人生を主体的に生きています(by 7つの習慣)。自分に責任をもって仕事に取り組む人は、知識労働者とよばれます(by P. F. ドラッカー)。そしてなにより、自分に責任をもつ人は、自分の力で物事を解決する術を身につけていきます。
STEP 3
STEP 3は、自分が行動することです。例えば、「自己啓発を勉強するために本を読みたいけれども、それを買うお金がない」と言い訳ばかりが頭に浮かび、全く行動しない人がいます。しかしこれでは意味がありません。お金がなければ図書館で借りればいいのです。ブックオフで立ち読みすればいいのです。インターネットでブログの書評記事を読みまくればいいのです。バイトでもして、お金を稼げばいいのです。できない理由に頭を使うのではなく、どうすればできるかを考えなければ行動にはつながりません。まずは自分が行動することです。
これら3STEPを胸に自己啓発本を読めば、きっとあなた自身の真の姿が見つかると思います。中には一冊読むだけで気づく人もいれば、百冊読んで気づく人もいます。いずれにせよ、覚悟をもって読み続ければ、誰でも自己啓発できるはずです。
でもいざ自己啓発本を読もうと思っても、「世の中には本がたくさんありすぎて、いったいどの本を読めばいいかワカラナイ。」そういう悩みをもつ人のために、読書レベルに合わせて本と書評を紹介してみます。順番にこだわらずに、自分が興味をもった本からトライしてください。 ※画像はアマゾンへ、記事リンクは「おでこのめがねで読書レビュー」へ飛びます。
ホップ
分量が少なく、中学生くらいで理解できるやさしい内容。
・仕事は楽しいかね? (デイル・ドーテン 訳=野津智子)・どんな仕事も楽しくなる3つの物語 (福島正伸)
ステップ
専門的な話がでてくるも、高校生くらいで理解できる内容。
「やればできる!」の研究 (キャロル・S・ドゥエック)ジャンプ
分量が多い、もしくは、高度な内容。何回も読みたい本。
・プロフェッショナルの条件・7つの習慣 (スティーブン・R・コヴィー)
知識は、本の中にはない。本の中にあるものは情報である。知識とはそれらの情報を仕事や成果に結びつける能力である。そして知識は、人間すなわちその頭脳と技能のうちにのみ存在する。
自分探しの旅に出ても、たいてい「自分」は見つかりません。なぜなら旅先に「自分」はいないからです。「自分」はあなたのすぐそばいにいます。
それでは、検討を祈っています。
自己啓発本関係の書評一覧
- 仕事は楽しいかね? (デイル・ドーテン 訳=野津智子)
- 残念な人の思考法 (山崎 将志)
- 天才!成功する人々の法則 (マルコム・グラッドウェル、訳=勝間和代)
- 20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義 (ティナ・シーリング)
- 「やればできる!」の研究 (キャロル・S・ドゥエック)
- スイッチ!ー「変われない」を変える方法 (チップ・ハース & ダン・ハース)
- モチベーション3.0 (ダニエル・ピンク)
- 「論語」に帰ろう (守屋 淳)
- どんな仕事も楽しくなる3つの物語 (福島正伸)
- 仕事ってこういうことだったのか (チーム20S5)
- プロフェッショナルの条件 (P.F. ドラッカー)
- 7つの習慣 (スティーブン・R・コヴィー)
- 理系のための人生設計ガイド (坪田 一男)
- いかにして問題をとくか (G. ポリア)
※おでこのめがねで読書レビューへリンクがとびます.
last update; 2011年4月23日